出不精な自分にとってデートとは拷問です。どうしてそんなしんどいことをしてまで女の子と遊ばなければならないのか。もちろん男同士でなんかなおさら遊びませんが。丸一日を潰して自分自身の予定が狂ったことに後から後悔してしまいます。百歩譲ってセックスするためにラブホへ行くくらいなら構わないけど・・・。そんなことを言っているから友達も彼女もできないんだと思います。だからこんな引きこもりがちな自分が嫌いです。だけど嫌いだとは思っていてもなかなか変わることができないのです。
「サイトでリハビリするといいよ!」
それはネットで知り合い、かつて引きこもりだったという友人による助言です。ネットでの友達だから顔も知らないような関係だけどこの人のことは信用できます。なぜなら唯一スカイプでしゃべる仲だからです。
もともとメールだとそこそこにコミュニケーションも取れたりしていたんです。メールで相手を楽しませるテクニックについても熟知していました。だから相手の女の子を退屈させることもありません。みんなが知らないような可愛い顔文字なんかも使ってみます。女の子ってそういうのに弱いから反応も良好ですね。
そしてメル友からスカ友へとグレードアップしました。彼女とはスカイプで顔を見せ合いながら会話するようになりました。彼女は私のことを好いたようで実際に会いたいと言います。私もこれを機にということで外に出ることを決意します。けっこう明るい子だったのでよく喋りかけてきてくれて、そのお陰で私も心が開けるようになったと思います。今ではよく出かけるようになっていて、もうすっかり引きこもりではありません。